599XX /

2010

概要

599XXはエンツォ・フェラーリ・ベースのサーキット走行専用車「FXX」の後継車で、ベース車両は599となる。「エクストリーム・ベルリネッタ」と位置づけられ、サーキットでのハイレベルな走行に耐えるスペックが与えられる。 エンジンは599と同じ65度V型12気筒5999ccで最高出力は700馬力。最高回転数は9000rpm、最大トルクは650Nm。トランスミッションは2ペダル6速MTで、変速に要する時間は60ms。安全のために設けられるスタティックマージン(車両を安定させるための余地)を、599の23%から14%に減らし、引き替えにレスポンスと運動性能を向上させる「ハイパフォーマンス・ダイナミック・コンセプト」を採用。 空力面では車体まわりの気流を積極的に制御する「空力トンネル」を各部に設けたほか、底面の空気を電動ポンプで吸い出すことでダウンフォースを得る「アクティブフロー」システムを初採用。アクティブフローで吸い込まれた空気は、通常モデルのテールランプにあたる部分に設けられたダクトから排気され、車体後部を整流し、空気抵抗を低減する。
■全長×全幅×全高:4787×1972×1283mm
■ホイールベース:2750mm
■乾燥重量:1345kg
■エンジン形式:V12 65°
■総排気量:5999cc
■ボア×ストローク:92.0×75.2mm
■最高出力:730ps/9000r.p.m.
■最大トルク:686Nm/9000r.p.m.
■変速機:F1 前進6段+後進1段

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