FF /
2011
概要
FFは"Ferrari Four"の略で、4人乗りかつフェラーリ初の4輪駆動のシューティングブレークモデルとなる。エンジンはフェラーリの市販車としては最大の排気量と出力となる直噴V12エンジンで、排気量は6.3リッター、最高出力は660馬力。ギアボックスは7段デュアルクラッチ式。トランスアクスルレイアウトにより、前後重量配分は47:53を実現している。
四輪駆動システムは"4RM"（4ルエルモティヴォ）と呼ばれ、後輪駆動に近いスポーツカーらしい走行性能を保ちながら、トラクションや安定性を向上。内装はポルトローナフラウ社のレザーをあしらい、前席背面それぞれにモニターを設けるリアエンターテインメントシステムを完備。トランクルームは、4名乗車時で450リッター、後席を畳めば最大800リッターの容量とするなど、スポーツカーのパフォーマンスとラグジュアリーGTとしての実用性を融合させている。
■全長×全幅×全高：4907×1953×1379mm
■ホイールベース：2990mm
■乾燥重量：1790kg
■エンジン形式：V12 65°
■総排気量：6262cc
■ボア×ストローク：94.0×75.2mm
■圧縮比：12.3:1
■最高出力：660ps／8000r.p.m.
■最大トルク：683Nm／6000rpm.
■変速機：7速F1 DCT