スクーデリア本誌でも何度かご紹介してきた、オールフェラーリミーティングが開催された。新旧様々なフェラーリが集まり、同じ時間を共有したすべてのオーナーが主役になれるこのイベント、その参加車と生の声をご紹介しよう。
フェラーリが大挙して集まるイベントはたくさんあるが、今回で第5回を迎えたオールフェラーリミーティングは他の催しとはひと味違う形態となっている。
大規模なオフ会として開催されており、とにかく気軽に参加できるのだ。その敷居の低さが受け、去る5月12日は90台弱のフェラーリが会場となったニューサンピア埼玉おごせの駐車エリアに集結。新旧様々なモデルが一堂に会したので、歓談しながらエクステリアデザインの変遷を楽しむこともできた。
主催者のほうらいさんによると、自身の愛車でもある360モデナがデビュー20周年となった2019年に360 / 430系を対象としたLINEグループを作り、このSNSの規模を順調に拡大。2021年の春にオールフェラーリミーティングを初開催したのだという。
本誌で初めて紹介した第2回は同年の秋に実施され、その後、毎春に開催しながら今日に至っている。
自己紹介時に参加者の声を集めてきたので、いくつかお伝えしよう。
「ここに来るたびに友人が増えます」、「還暦を迎え、渋いフェラーリが欲しくなってカリフォルニアを買いました」、「長野から初参加です」、「フェラーリは赤ではなく青!」、「412で来る予定でしたが整備中だったのでBBで参加しました」、「免許を返納するまで乗ります」などという声などなど。
コンテンツは有志による現地までのツーリング、集合写真撮影、自己紹介、ランチタイムで、本誌による全車撮影も午前中に行い、昼食後に解散という流れ。渋滞にハマることなく帰宅できる点も好評だ。今回は88 台がエントリー。30 年以上乗っているテスタロッサ、主に筑波サーキットを走っている360モデナ、車検を13 万円で通せたF430スパイダー、フルラッピング仕様の488ピスタ、14年前に購入してボディ、エンジン、内装を7年半かけてリセットした365GT2+2など、個性あふれるフェラーリたちが参加した。スクーデリア 145号の紙、電子書籍ではオーナー皆様の愛車を1台1台紹介している。
文●高桑秀典 text by Hidenori Takakuwa
写真●山田真人 photographs by Makoto Yamada
文●高桑秀典 text by Hidenori Takakuwa
写真●山田真人 photographs by Makoto Yamada