●12チリンドリがProduction Cars 部門で受賞
●12チリンドリは、 “未来を見据えつつ、 伝統と切り離せない絆を持つ存在”であると審査員は評価
● 1984年に創設された、名誉ある賞を受賞した5台目のフェラーリ
2025年4月9日ミラノ発。フェラーリ12チリンドリが、 自動車デザイン分野で高く評価されている 「CAR DESIGN AWARD」 を受賞した。 授賞式は8日、ミラノ・デザイン・ウィーク期間中にミラノのADI デザインミュージアムで開催され、フェラーリのチーフデザイン オフィサーであるフラヴィオ・マンツォーニがフェラーリを代表して出席した。
「CAR DESIGN AWARD」 は 1984年に創設され、自動車デザインの進化に大きく貢献したプロジェクトを対象としている。受賞者は常に、国際的に権威ある自動車専門メディアの代表者によって構成される専門家審査員によって選出。
1984年以降、「Production Cars」 部門で受賞したフェラーリはこれまでに5台。 最初に受賞したのは 1985 年のテスタロッサで、その後 2020 年のローマ、2022 年の296GTB、2023年のプロサングエと続く。 同年、フェラーリのデザインチームは「Brand Design Language」 部門でもこの名誉ある賞を受賞している。
ADI の審査員は 12チリンドリを選出した理由について、 次のように述べている。
「12Cilindri のデザインは、1950~60年代のフェラーリ V12 モデルが持っていた歴史的エッセンスを凝縮しつつ、 現代では直感ではなく科学となった空力要件を的確に取り入れたものです。 これは、未来を見据えながらも伝統と切り離せない絆を持つデザインであり、スポーティさとエレガンスという二つの魂を融合させ、 既成概念にとらわれないアイコンを生み出すことに成功しました。」
フェラーリ12チリンドリは、1950~60年代のフェラーリ グランツーリスモにインスパイアされ、 エレガンス、多用途性、パフォーマンスを融合させることで、 フェラーリ V12 フロントエンジン2シーターの使命を完全に体現。このモデルはその系譜の最新進化形であり、唯一無二の伝統を受け継ぎながら、パフォーマンス、 快適性、そしてデザインの新たな基準へと昇華。
そのフォルムは、スポーティさ、気品、そして洗練さを表現し、シンプルかつ調和のとれたラインの中に、統合型アクティブエアロダイナミクスといった革新技術を取り込み、卓越したパフォーマンスを実現している。
また、エンジンルームを際立たせるリバース開閉式ボンネットや、 フェラーリのV12 モデルに特徴的な2対のエキゾーストパイプも採用されている。




